こんにちは、M2の近藤です。
鹿児島大学の伊藤先生の研究室で合同ゼミをしましたので報告します。
小泉研の学生からは、私と安藤さんが参加しました。グルメ記事については、安藤さんが別途報告します。
~はじめに~
伊藤先生の研究室では、機械学習・データ同化を用いた斜面防災の研究テーマがあります。
今回は、その中でも「遠隔で危険渓流を予測する研究」について情報共有することをメインに合同ゼミをしました。
この研究テーマは、斜面崩壊に関するデータを蓄積・学習させることで、次に発生する危険箇所を予測しようとするものです。
以前、伊藤先生が大阪大学で研究紹介してくださった際に、学習させるデータのひとつとして「集水面積」のデータが有効である可能性について議論し、
小泉研GIS担当の私が集水面積等の地形量計測の知識やGIS操作について情報共有することになり、鹿児島へやってきました。
~鹿児島到着~
鹿児島中央駅から路面電車で鹿児島大学工学部へ!
予想をはるかに上回る綺麗な街でスタイリッシュに整備されている印象を受けました。路面電車は色んなデザインがあり素敵でした。
また、工学部海洋土木工学科棟は路面電車の停車駅からアクセスがよく便利でした。
~ゼミ~
伊藤研の学生からは、4人参加していました。
先発投手は私です。目的通り集水面積の解説とGISの操作についてデモンストレーションをしました。
和やかな雰囲気で進めやすかったです。特にGISについては小泉研で披露する機会が少ないので楽しかったです!
次に、伊藤研M1の藤門くんが研究紹介をしてくれました。
地形を表現する技術のひとつであるSAR画像を活用した研究です。
集水面積のデータをどう活用できるのか、という話を絡めた解説もあり関心が深まりました。
最後は伊藤研B4の福永くんがPINNという機械学習手法について紹介してくれました。
ブラックボックスであるAIに物理モデルを導入することで、物理法則に従ったデータの解釈ができるようになることを学びました。
機械学習の中でも新しい手法であり、個人的には最も興味深い内容でした。
~おわりに~
小泉研はAI・機械学習について、伊藤研は機械学習に蓄積する地形量データについて学び、
双方の研究室にとって有意義な合同ゼミになりました。