豊能町の大阪大学実験サイトで調査および機器設置を行いました。
本件は、大阪大学・産業科学研究所・関谷研究室と豊能町、清水建設さんとの共同研究の一環です。
作業内容
1. 土中水分計設置
2. 雨量計設置
3. 水位計設置
4. カメラ設置
5. 簡易動的コーン貫入試験
6. 土検棒によるベーンコーンせん断試験
7. 不攪乱試料採取
目的
下図のように,擁壁&盛土を施工し,雨水浸透による各種センサの挙動をモニタリングすることで,
土構造物の健全性を評価するというのが本実験の目的です。
上述のセンサ以外に,擁壁にもひずみセンサ等が設置されています。
これらは関谷研究室にて設置されたセンサです。
設置概要
次に,設置概要です。図中の水位観測孔および水位計設置は,ハイテック㈱さんにお願いしました。
モバイルボーリングマシーンを使って,深度2mの観測孔を施工し,コアも綺麗に採取して貰いました。
土中水分計,水位計の設置,地盤調査関連は当研究室の学生5名と対応しました。
大学院生は経験豊富?のため,効率よく作業を進めてくれました。
これらのセンサは,子機(L-Watch,地球観測)に収集され,Web上で閲覧できるシステムを構築しました。
なお,この現場はSigfoxが圏外のため,LoRaで通信しています。
下図は簡易動的コーン貫入試験の様子です。
カメラは全体を見渡せるように擁壁から離して設置しました。
手前には関谷研で設置したカメラがあります。
おまけ
カメラには,たまに鹿さんも登場します。ケーブルは保護管でプロテクトしていますが,
くれぐれもかじらないようお願いします。